育児休暇を男性が取るのはデメリットのオンパレード⁉︎

「男性にも育児休暇を」

「男性にも育児の機会を」

という声を近頃良く耳にするように

なってきたように思います。

 

「イクメン」とか「育爺」なんていう

言葉まで飛び出すようになって、

昭和50年代生まれの私からすれば、

時代の変化を感じずにはいられません。

 

核家族化が進み、

女性の社会進出が進んでいる現代社会では、

当然の流れなのかもしれません。

 

しかし、皆さんは周りで実際に育児休暇を

取っている男性を見た事がありますか?

 

私はありません。見た事もないですし、

知り合いの話などでも聞いた事すらありません。

 

どうしてなのでしょうか?

そもそも育児休暇というのはどういうものか?

 

育休を取りたいと思っても、

そもそも育児休暇というものがどういうものかを

完璧に把握している人は

少ないのではないのでしょうか。

 

まず、どうやって取るのか。

その間の給料はどうなるのか。

育休が取れる期間についてなど、

基本的な制度についてよく知らないと

いう人も多いのではないでしょうか。

例に漏れず私自身もそうでした。

 

なので、育休について私なりに

調べてみましたので、

順にご説明させて頂きたいと思います。

 

育児休暇って何?

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育児休暇という言葉を

デジタル大辞泉(小学館)で調べてみると、

「法律に基づいて労働者が育児のために

一定期間取得できる休業。または、その制度。

養育する1歳に満たない子の育児について、

事業主に申し出る事で取得できる。

 

育児介護休業法による。

企業によっては法律の規定以上の条件で

育児休業(制度)を設けるところもある。」

と書かれてありました。

 

ここから読み取れる事として、

この法律に男女の性別の差は全くないという事です。

 

男性でも堂々と、育児休暇を取得出来る権利がある

という法律になっているのです。

 

現実問題としてはどうなのかは別として、

法律上は労働者から育児休暇の申し出があった場合、

事業主はそれを拒否する事はできません。

 

育児休暇を取れる期間

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次に、育児休暇が取れる期間について

見ていきたいと思います。

 

育休の期間は、法律では子が1歳に達するまでの

期間とされています。

 

さらに平成22年に法律の改正があり、

「保育所に入れなかった場合」

「養育する予定だった者が疾病などで

養育できなかった場合」

は1歳6ヶ月に到達するまで

育児休暇を延長する事が出来るようになりました。

 

育児休暇が取れる期間は通常は1年、

特に理由がある場合は1年半取れる

という事がわかりました。

 

育児休暇中のお給料は?

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では次に、気になるその期間中の

お給料がどうなるのかという事についても

見ていきましょう。

 

いくら育児休暇が取れる制度が整っても、

その間のお給料が少な過ぎたりしたら

生活できず、大変困ってしまいますよね。

 

特に乳児期は、オムツやミルクなどの

消耗品が何かとかかる時期でもあります。

 

育休期間中の給料については、

会社から受け取るのではなく、

国から育児休業給付金という形で

お金を受け取ることになります。

 

育児休業給付金の支給額は一律ではありません。

支給対象期間(1ヶ月)当たり、原則として

休業開始時賃金日額×支給日数の67%

(育児休業の開始から6ヶ月経過後は50%)相当額

となっています。

 

その他にも社会保険費用や税金が免除、

または一部控除される制度もあるので、

家計の負担は減ると思われます。

 

男性の育児休暇取得率と、取得するメリットデメリット

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こうして見てみると、

制度自体はきちんと整っているなぁ

という印象を受けましたが、

ではなぜ男性の育児休暇が、

ここまで浸透していないのかが気になりますよね。

そこら辺についてを今から探っていこうと思います。

 

現実問題として、男性の

育児休暇取得は出来る状態なのか?

 

制度がある程度整って来ていると

感じる育児休暇ですが、

現実にそれを男性が取るという事は

まだまだ厳しいようです。

 

実際に厚生労働省が発表したデータとして、

2016年度の男性の育児休業取得率は

3.16%というものがあります。

 

前年度より0.51ポイント増加しており、

1996年度の調査以来過去最高だったそうです。

 

ちなみに女性の育児休業取得率は81.8%で

前年度より0.3ポイントの増加だそうです。

 

この結果を見ても、歴然とした

男女の差がある事がわかりますし、

時代の流れは大きく変われど、

まだまだ育児休暇は女性の為の制度

という意識が根強く残ってそうですね。

 

どうしてこうなってしまうのでしょうか。

今、男性が育児休暇を取った時の

メリット、デメリットを見てみましょう。

 

《メリット》

・妻の負担が減り家庭が円満になる。

・父親としての意識、自覚が高まる。

・子供への良い影響がある。

 

《デメリット》

・収入が減少する。

・出世が困難になる。

・同僚に負担をかける。

・職場の無理解によるパタニティハラスメントを受けることもある。

・子育てにおける夫婦の価値観が出る可能性。

 

こうしてメリットとデメリットを見比べてみると、

メリットの方は目に見えない精神面での

プラスが多いのに対して、

デメリットの方は、

収入の減少や出世問題など、

働き盛りの男性にとっての目に見える

社会的ダメージが凄まじいですよね。

 

どう見てもデメリットの方が多く、

ハイリスクな感じがします。

 

まとめ

では、やっぱり育児期間中は男性は外に出て働いて、

女性は育児に専念するのが最善の方法なの?

という事になってきますが、

私はそうは思えません。

 

なぜなら時代は確実に変わってきているからです。

私が子供だった頃のように、

気軽に子供を預けられるような隣近所のおばさんや、

一緒住んで子育てをしてくれていた

おじいちゃんおばあちゃんはもういません。

 

そして経験者の方ならわかるかと思いますが、

子育ては1人では出来ません。

じゃあ誰がするの?という事になると、

それは当然その子の父親しかいないのです。

 

そこでネックになってくるのがやはり収入面だと思います。

育児休暇中の支給額が一律でないところが

男性が育児休暇を取れない

1番の原因だと私は思います。

 

休暇中の支給額が、

育児休暇を取得する人の給与額に基づいて

算出されるというシステムの為に、

給与が高い男性の方が仕事を休むと

それだけ家庭の家計にダメージが

大きく出てしまうのです。

 

なので、まずは育児休暇中における国からの

支給額を一律にする事も

視野に入れて欲しいと思います。

 

そして、男性が育児休暇を取っても

寛容に受け入れてもらえるような社会の意識改革

これからもっと進んでいってくれたらいいなと思います。

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